may's diary

猫と上海とデザインの日記

エキシビションデザイン

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吉盛伟邦で昨日から開催されている、展覧会のデザインをさせてもらいました。

日本全国の茶器を150点も集めた展覧会。

限られたスペースで、限られた予算内で、どうやって見やすく展示するかが課題。

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材料はパーティクルボードとMDFの素地を併用し、自然な表現を残しつつ

材料代を浮かせ、レーザーカットのサインを散りばめることにより、安っぽく

ならないように仕上げました。

もちろん模型職人のゴンビン作。

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コンセプトイメージです。

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無作為に並べているようで、どの商品をどこに並べるか、そのためにどれだけ

スペースが必要か、一つ一つ決めて設計されています。

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自治体毎に色わけしていて、曲線で柔らかく場所を指定しています。

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商品の量の割合に合わせて円の大きさを変化させて

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その色も陶器の邪魔にならないように、曲線の断面部にのみ塗られています。

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曲線で自治体毎に商品分けしたとしても、その中に沢山の種類の陶器があるので、

同じパーティクルボードでお盆のようなトレーを作りました。

これで、セットの商品がどれか、見やすくなります。

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どうしてもMDF素地の材料を使うと、ダンボールっぽぃ表情になるので、

トレーには何種類かの和柄刻印をいれました。

細かいけど丁寧に、少しでも茶器が綺麗に見えるようにデザインしました。

展覧会は3ヶ月間開催されています。

本当に綺麗な茶器が沢山あるので、是非見に行ってください◎