may's diary

猫と上海とデザインの日記

こんなとこにも産業遺産

車を走らせて兵庫県の山の奥の奥、神子畑選鉱所へ。

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明治時代に神子畑鉱山として栄え、最盛期は東洋一と言われてたよう。

当時は1300人も暮らし、映画館や一円電車も走っていたみたい。

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今では全く想像できない、廃墟っぷり。

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遠くに見えるのは、保安第一と書かれた看板。

それにしても、朽ちたコンクリート君は、なんでこんなに恰好いいんでしょう。

100年もの。付着割裂破壊しまくり。f:id:chongmagekun:20150530175751j:plain

当時の写真と、建屋が撤去されてしまった選鉱所跡。

閉山されて、人が去って、残ったのは穴ぼこだらけの山と、鉱石の道。

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時代の流れに翻弄されて、なんだか恐ろしくもある。

使い捨てされたような廃墟なのに、美しい遺産と感じるのは、

徹底された建築物の機能美に、プラスされた人の生活の気配だと感じます。

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橋マニアの私にとっては、鉄橋に萌え萌え。

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今では設計できない手摺の低さが、いいバランス。