ニースで。足止め
とても順調に来ていたこの旅。ここにきて一大トラブルが起きました。
マルセイユから夜行列車でニース経由でイタリア入りし、ベローナへの予定でした。
この旅唯一の夜行列車ということもあり、2人部屋のシートを予約したくて、前々から
準備していたのですが、もう予約がいっぱいだから現地でチケットを買うように
言われていました。
フランスとイタリアの国境をまたぐ夜行列車だから、予約しにくいのかと思っていた
のですが、ニースに着いてびっくり。
ニース発ベローナ経由のモスクワ行きで、ロシアの鉄道でした。
だから何度EUの鉄道会社に聞いてもだめだったのね。
結局ロシアの鉄道会社で予約しないと乗れませんと言われ、ニース夜9時からホテル
探しをすることになりました。
ネットですぐ駅前のホテルを予約し、ホテルまで行くと誰もいない。。。
ホテルに電話したら、勝手に中入って鍵とって部屋使っていいよ、と。
次の日の朝も早いんだったら、鍵置いてって〜
結局誰にも会わず、普通に泊まれました。こんなホテルあるんだ。。。
次の日の朝、ニースを出て、イタリア側のヴェンティミーリア駅に到着。
ここからやっとミラノ経由でベローナへと向かう電車に乗れました。6時間の長旅。
ホッとしたと思いきや、全然出発しません。
調べたらイタリアの鉄道は遅れるのが当たり前らしい。
朝一に出発して、着いた頃にはすっかり夕暮れ。結局8時間もかかりました。涙
北から鉄道で南下してきましたが、今迄ほとんど定刻通りでした。遅れても15分。
こんなのイタリアだけです。。。
大変な一日でした。
Museo di Castelvecchio/Carlo Scarpa
ベローナへはこの美術館を訪ねるためにやってきました。大好きなスカルパさんです。
この場所の近くに暮らし、10年かけて完成させた大作。
古城を修復しながら、美術館へとリノベしています。
細やかなデザインに感動しっぱなし。特に鉄と木と石の素材の使い方が大好き。
それでも、超疲れていたせいもあり、さらりと廻って後にしてしまいました。
ベローナごめんちゃぃ。また改めて〜