ロンシャンで。ル・コルビュジエ
ロンシャンの礼拝堂/Le Corbusier
ついに実物に逢えました。
逢うために、近場のミュールーズに泊まって、朝一から荷物かついで山登りしました。
朝霧が立ちこめていて、礼拝堂から見る景色はなんだか地元に似ています。
もう足がくがくですよ。コルビュジェさん、これでがっかりしたらありえないから。。
建築学科に進んでから、当然のように学んだ建築。
なのに、やっぱり実物を感じるのとは全然違う。
光の表現がとっても綺麗で神秘的。
ヨーロッパで至る所に教会や礼拝堂があって、どこも同じように天に高く伸びていて、
なのに突然こんな形の礼拝堂をゼロから生み出した事に驚き。
象の鼻のように飛び出てる雨樋。独走的なフォルムはもちろん、この手法に影響
されてる日本の巨匠も沢山。近代建築の父と呼ばれる訳が随所に感じられます。
ちょうど雨上がりだったので、ぽたぽた雨水が垂れていました。
雨受けに造形的な池があり、雨水が落ちるたびに音が響きわたる。
光が入る角度も、どこにどんな強弱をつけた光を入れるか、全て計算してる。
全て計算された空間でありながら、この彫刻的な形にどんだけ見ても飽きない
面白さがあります。
屋根部分が鰹節に見えたり。。。
これから数日コルビュジエ祭りが始まります。
学生時代に積極的に興味を示してなかったので、今後大好きになるのか?楽しみ。