ヴェネツィアで。スカルパ
ムラーノグラスが綺麗すぎて、なかなか前に進めません。
絶対買うつもりでいたのに、、、すんごい高いんですね。。。全く手が出せない。
Fondazione Querini Stampalia/Carlo Scarpa
美術館の一階部分と中庭の改装をしています。
この階段、ヴェネツィアが満潮時には、また違った風景が見れるんでしょうね。
ただの四角い中庭が、いろんな変化のある楽しい場面になっています。
角をとったり、回遊させたり、何時間でも居れそうな広がりを持った中庭に。
しっかりとデザインされていて、でも押し付けがましくないのは、
ヴェネツィアの自然と技術者を知り尽くしているから、出来た事のように感じます。
Negozio Olivetti/Carlo Scarpa
こちらもスカルパさん。一番楽しみにしていた作品です。
何度も何度も写真で見てますが、美しすぎる階段。。。
階段ではなくって、彫刻ですね。
石の重さを全く感じません。
スカルパさんのすごいところは、什器や照明など、細部にもわたります。
一つ一つ現場を大事にしていたということが、如実に感じます。
オイルヒーターやコンセントの隠し方も、アクセントになっています。
床はガラスが埋め込まれた人研ぎ。
ガラス職人の息子だけあって、ムラーノグラスやサンマルコ大聖堂の床を感じます。
色々ヨーロッパを廻って改めて思うこと。
建築家は国や育った環境にものすごく影響を受けてるって。。。
スカルパは確実にヴェネツィアが育てた建築家でした。